トップページ目次脱毛女子の恋心のち晴れ 5

第5節

それから2日経ったある日、その日は仕事が休みだったので、のんびりと恵比寿東公園まで散歩することにした。

 

その行きがてらだった。
向こうのほうからお洒落なセーラー帽を被った男性が歩いてくる。
いい男〜
なんて見てると、こっちへ近づいてきた。
そして声を掛けられた。

 

「もしかして冴島?」

 

「ひ、ひ、ヒロト!!!くん・・・」

 

目の前には恋心を抱いていたヒロトが立っていたのだ。

 

「すげー偶然だね」

 

「ヒロトくん、大学で東京来てるんでしょ?ここら辺でアルバイトかなにかしてるの?」

 

「ビンゴ!家庭教師のバイトで初出勤の帰りさ。冴島は?」

 

「私はこのへんに住んでるんだけど・・・ね」

 

「そっか、じゃまた会えるかもね」

 

「うん」

 

ドラマだと普通ここで連絡先とか訊かれるのかな?
ううん、もう現実でも普通に連絡先交換くらいはするでしょ。

 

「んじゃ、またどっかで会ったらな」

 

ガビョーーン (>人<;)
私達、高校の同級生だよ。
偶然、東京で会ったんだよ。

 

「それと冴島?」

 

え(*@-@*) なになに??!!

 

「今日、暖かいから半袖着るのもいいけど・・・」

 

なになに(-.-)y

 

「お前、また脇の毛覗かせてんぞ」

 

「・・・・・・」

 

ドッヒャーーン!|)゚0゚(|

 

「じゃあな」

 

・・・・・・

 

私は泣きながら家へ帰った。もう泣くしかない。
また同じことで二度の醜態を晒してしまった。
高校の時通ってた脱毛サロンは最後のほうは行ってなかったし、ここ最近はずっと仕事に夢中だったから、全然お手入れしてなかった。
それとなんで店長にすぐやりますって言わなかったんだろ。
一週間後なんて言わなきゃよかった。
今後、脱毛なんてする意味あるのかしら。

 

いや、ある!
新しい恋を探すのだ。
ヒロトよりいい男を見つけて、その人に綺麗な脇を見せてあげるのだ。
いや、いつの日か全身脱毛して綺麗な裸体もその人に、その人にお披露目するのだ!!

 

部屋に戻ると茨城の親友、メイコに電話した。
再び醜態を晒したことを、今回は話さずにはいられないのだー!

 

メイコが電話に出ると洗いざらい話した。

 

 

 

 

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